◆ ペルソナの崩壊 ◆



演じる、なんてことは簡単で、
演技(それ)は私の日常で。
いつの間にかひびの入っていた仮面に気付いた瞬間(トキ)、
私はどうすれば良いのか分からなくなった。

だって、そうでしょう?

意識せずともできたことができなくなってた。
それはまるで、呼吸を意識的にしなければいけなくなったかのようで。
それでいて、その方法さえ見失いかけている、なんて。


(急に足下の地面が消えてしまったかのよう)
(だって、もう何に縋ればいいか分からない)
(こんなにも、自分が脆いものだったなんて)






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