あなたに会いたくなる夜。 私は決まって音楽を流すの。 あなたの好きそうな音楽。 落ち着いた雰囲気の曲。 音楽が止めば、決まって。 私の携帯が、鳴る。 あなた専用の、着信音。 あなたの声を聞いて、 私は眠る。 「ね、大好きだよ。」 「今更・・・何言ってんだよ。  それくらい、とっくにわかってる。」
彼が お風呂上り すっと髪をかきあげるしぐさ とっても色っぽくて ずっと見てたら 「何ジロジロ見てんだよ・・・バーカ」 って でもね 私は 知ってる 彼が『バーカ』と言うのは 気を許した人だけ だから 私は 嬉しくなるの 思わず 笑ってしまって 気がついたら 彼の腕の中 抱きしめられて ささやく一言 『愛してる』
アメリカ西海岸選抜選手との国際親善試合 第1試合 全てのものを魅了させる 貴方の姿 見えた瞬間 私は 目が離せなくなる 貴方以外 何も 目に入らない  パチン  指を鳴らす音がして 静まる 会場 貴方が肩にかけていたそれが 空に舞う 瞬間 そう 私は この瞬間に 恋をしたから 関東大会 第1回戦 あの熱情が よみがえる 一度は散ったと思われた 紅き薔薇 今 コートによみがえる 咲き誇る 『勝つのは・・・俺だ!』